ケーブルとコンセントが本体に付いたモバイルバッテリー Anker Power Bank Fusion 10000mAh
モバイルバッテリーと充電器とケーブルが1つになっています。コンセントに挿せばそのまま充電器として使えるので、外出時の持ち物が減り、バッテリー自体の充電し忘れも起きにくくなります。

10000mAh が一つの目安です。スマホなら2回ぶんほど充電できます。
数字が大きいほど良いわけではなく、大きいほど重くなり、飛行機に持ち込めなくなる線もあります。そして意外に効くのが、本体そのものの充電を忘れないで済む形かどうかです。
数字の大きいものほど良さそうに見えますが、まず mAh という単位から見ます。ためられる電気の量です。ただし大きいほど良いとは限りません。
容量が増えるほど本体は重く大きくなり、持ち歩くのが負担になります。それに、後で述べるとおり飛行機に持ち込める上限もあります。
多くの方には10000mAh前後がちょうどよく、これでスマホを2回ぶんほど充電できます。1泊の旅行や、一日の外出で電池が心細いという用途なら、これで足ります。
| 容量 | スマホの充電 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 5000mAh 前後 | 約1回 | 毎日持ち歩く。軽さを優先したい |
| 10000mAh 前後 | 約2回 | 一日の外出、1泊の旅行。いちばん無難 |
| 20000mAh 前後 | 約4回 | 数日の旅行、家族で分け合う。重い |
10000mAh なら10000mAh ぶん使える、と思って計算すると合わなくなります。できません。ここは多くの方が誤解するところです。電気を送るときに熱などで失われる分があるため、実際に使えるのは表示の6割から7割ほどになります。
10000mAh の製品でも、スマホに届くのは6000から7000mAh 程度と考えてください。ですから「スマホの電池が3000mAh だから3回充電できる」という計算にはなりません。おおよそ2回、と見ておくのが実際に近い数字です。
飛行機に持ち込めるかどうかは、旅行の前に必ず確かめておきたい点です。持ち込めますが、決まりが2026年4月24日から変わっています。日本を発着する便では、持ち込めるのは1人2個までで、容量は160Wh以下に限られます。
そして預ける荷物には入れられません。必ず手荷物として機内に持ち込んでください。
さらに、座席の上の棚に入れず、座席前のポケットなど手の届く場所に置くこと、機内でモバイルバッテリー本体を充電しないことが求められています。違反すると罰則の対象になりえます。旅行にお使いになる方は、出発前に利用する航空会社の案内を必ず確認してください。
Wh という単位は、mAh に比べて見慣れないと思います。本体に書かれていればそれが正しい数字です。書かれていない場合は、mAh の数字から計算できます。Wh は「電圧(V)× 容量(mAh)÷ 1000」で求められ、リチウムイオン電池の電圧はふつう3.7Vです。
下の表のとおり、よく売られている10000mAh や20000mAh の製品は、いずれも160Wh をはるかに下回ります。市販のものであればまず問題になりませんが、大きめのものを買うときは念のため確かめてください。
| 容量 | 計算 | Wh |
|---|---|---|
| 5000mAh | 3.7 × 5000 ÷ 1000 | 18.5Wh |
| 10000mAh | 3.7 × 10000 ÷ 1000 | 37Wh |
| 20000mAh | 3.7 × 20000 ÷ 1000 | 74Wh |
肝心なときに本体が空だった、という経験はないでしょうか。これがモバイルバッテリーで最も多い失敗です。持っているのに使えない、という状態は、容量が足りないことよりよく起きます。対策は2つあります。
1つは、残量が見て分かるものを選ぶこと。数字やランプで残りが分かれば、出かける前に気づけます。
もう1つは、コンセントに直接挿せる形のものを選ぶことです。充電器として日常的に使っていれば、使うたびに本体も充電されるので、そもそも空になりません。私は後者を使っていて、充電し忘れが起きにくいと感じています。
もったいないと感じる場面かもしれませんが、ここは迷わないでください。使うのをやめてください。製品評価技術基盤機構(NITE)によると、リチウムイオン電池を積んだ製品の事故は2021年からの5年間で2,140件あり、製品別ではモバイルバッテリーが最も多くなっています。事故は気温が上がる春から夏に増え、8月がいちばん多い時期です。
ふくらみ、変形、液漏れ、熱を持つといった状態になったものは、それ以上使わずに処分します。捨てるときはふつうのごみに出さないでください。ごみ収集車の中で発火する事故が実際に起きています。
家電量販店などにある電池の回収ボックスが正規の窓口ですが、ふくらんでいるものは受け取ってもらえないので、自治体か販売店に電話で相談してください。
迷ったら10000mAh前後を選んでください。スマホ2回ぶんで、重さも持ち歩ける範囲に収まります。
毎日カバンに入れるので軽さを優先したいなら5000mAh、数日の旅行や家族で分け合うなら20000mAh へ動かす、という考え方が分かりやすいと思います。容量から入るより、どのくらいの期間を持たせたいかから決めるほうが失敗しません。
モバイルバッテリーで最も多い失敗は、容量不足ではなく「持っているのに空だった」ことです。残量が数字やランプで分かるもの、あるいはコンセントに直接挿せて日常の充電器として使えるものを選ぶと、この失敗が起きにくくなります。使うたびに本体も充電されるからです。
容量だけを見て買うと、充電が遅くて困ることがあります。スマホだけなら20Wから30Wで足ります。ノートパソコンにも使いたいなら、もっと大きな出力が要ります。この数字の読み方は充電器と同じなので、詳しくは充電器の選び方をご覧ください。
本体の重さだけを比べても意味がありません。ケーブルやコンセント用の充電器を別に持つなら、その重さも足して考えてください。当サイトが掲載している製品は、本体だけを比べると重い部類ですが、ケーブルと充電器を兼ねるため、持ち物全体では軽くなります。
モバイルバッテリーは2019年から電気用品安全法の対象になっていて、丸形のPSEマークの表示が義務づけられています。マークと届出事業者名が確認できないものは、値段にかかわらず候補から外してください。事故が最も多い製品カテゴリなので、ここは値段より先に見る点です。
次の大型セールまで52日あります。3週間以上先なので、必要なら待たずに買って構いません。
モバイルバッテリーと充電器とケーブルが1つになっています。コンセントに挿せばそのまま充電器として使えるので、外出時の持ち物が減り、バッテリー自体の充電し忘れも起きにくくなります。
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